多摩湖 村山貯水池

多摩湖 村山貯水池

 多摩湖は、丘陵の谷に作られた人造湖です。東京都民の水がめの役割を担っており、大正5年に着工され、昭和2年に完成しました。
 湖の中央にある上堰堤を境に西側の上貯水池と下貯水池に分かれており、鴨やカワウといった水鳥が見られるほか、準絶滅危惧種であるオオタカが生息しています。周囲にはコナラを主体としてスギ・ヒノキ・モミなどの林が広がっており、春には湖一帯には桜が咲くため、桜の名所としても知られています。

 下貯水池にはネオ・ルネッサンス様式の煉瓦作りの円筒と丸いドーム型の屋根が魅力的な、日本で一番美しいといわれる2つの取水塔(村山下第一、二取水塔)があります。この取水塔は羽村取水塔から送水され、多摩湖全体に一時貯留された原水を東村山、境、朝霞の各浄水場に送る役割を担っています。その美しさから(財)ダム水源地環境整備センターにより「ダム湖百選」、「新東京百景」(1982年東京都選定)にも選ばれています。

 また、多摩湖の周りには、西東京市を起点とする多摩湖自転車道道路が整備されており、週末などはサイクリングを楽しむ人々も見られます。そろそろ多摩湖も紅葉の季節になります。
 すがすがし い秋空の下糊を散歩してはいかがでしょうか。大和ものがたり2015年11月号 ASA

新東京百景(しんとうきょうひゃっけい)
 「都民の日」制定30周年を記念して1982年10月1日に東京都によって選定された100の風景である。都市や自然の景観、名所や旧跡といった都内の景勝地が、東京都民の公募のもとに選ばれている。

ダム湖百選(ダムこひゃくせん)
 2005年(平成17年)に制定された制度で、所在する地方自治体首長の推薦を受けて一般財団法人ダム水源地環境整備センターが認定したダム湖のことである。
 山口貯水池 小河内貯水池

一周、約11,2キロ 徒歩2時間30分

周囲道路と市道の関係
市道のない部分

市道
244号線
824号線
952号線
955号線
978号線
979号線

1~6丁目の境界
 決定要因